画家とコミュニティ
~熊谷守一と中村彝を中心に~

特別講演会 豊島区×立教大学
22/05/21[土]-22/05/21[土]
@ オンライン
企画運営:立教大学   講演

個が重視される近代において、対等な立場の個が、社会の祖型であるコミュニティを形成することは、案外に困難を伴うものです。決定的な個性から独創性を生み出す芸術家にしても、コミュニティにおいてその個性が育まれることはもちろんですが、彼らの理想と現実にはいつでも大きなギャップがありました。講師がこれまで研究してきた二人の画家は、池袋周辺にあって、それぞれユニークなコミュニティを作り、その芸術を生み出していますが、彼ら二人を中心に、画家とコミュニティの関係を探ってみたいと思います。

講師:小泉淳一氏(茨城県天心記念五浦美術館長・豊島区立熊谷守一美術館館長代理)
プロフィール:主著に『日本の水彩画 7小堀進』(小泉淳一編、第一法規出版、1989年、監修:匠秀夫 編集:日本アート・センター)など。担当展覧会:2002年「へたも絵のうち 展覧会 熊谷守一ものがたり」、 2003年「開館15周年記念 中村彝の全貌」展ほか

・熊谷守一(1880-1977)
岐阜県中津川市出身。東京美術学校を経て、明治大正昭和と長く活躍。1932年豊島区千早に転居、周辺の画家達に注目される。初期には暗い写実、中期には荒いタッチ、戦後は単純化された形態による作風で人気を得る。

・中村彝(つね)(1887-1924) 
茨城県水戸市出身。肺結核を患い画家を志す。美術研究所で研鑽を積み、印象派など西洋美術に影響された写実的画風で評価を得る。1916年新宿区下落合にアトリエを新築。病と闘いながらここに集う仲間に支えられ制作。

お問い合わせ:03-3980-3177(豊島区文化デザイン課芸術文化推進グループ)
定員50名
事前申し込み制(5月14日締め切り)申込フォームよりお申込み。先着順・定員に達した場合締切ります。
申し込みフォームはこちら https://forms.gle/3Uqin1EYJM8ASwjv8

会 場
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住 所
電 話
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時間:16時30分~18時00分