石川卓磨「悲劇と色彩」

24/03/02[土]-24/03/24[日]
@ タリオンギャラリー
企画運営:タリオンギャラリー   エキシビション

タリオンギャラリーでは、石川卓磨による個展「悲劇と色彩」を開催いたします。是非ともご覧下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
石川卓磨はこれまで、写真や映像における事実と虚構、記録と表現の狭間にある、メディアそのものが孕む批評性を捉えながら制作し、作品化してきました。映画や古典絵画の成り立ちを想起させる写真や、近年はとくに連続写真を映像の一コマのフレームとして繋いだ映像作品などを発表してきた作家は、新型コロナウィルスのパンデミックが発生した2020年以降、その制作を写真作品へと回帰させています。コロナ禍での行動や意識の変容によって、あらためて生活と制作の関係を見直したという石川は、「写真」というメディアの持つ、持続的な時間や思考を断片化する覚書のような特性が、どのような作用を自身にもたらすのか、あるいは美術においてどのように有効となるかを再考しています。
本展は「悲劇と色彩」と題され、個人的な生活圏にある被写体を用いたイメージを扱いながら、その視覚作用や寓意の組み立てによって、社会的なナラティブと結びつく新たな作品シリーズを主軸に構成されます。また会期中には、石川の実践を知る二人のアーティスト、冨井大裕と百瀬文を招き「受動性の権利」と題したトークイベントを開催します。どうぞご期待ください。

会 場
タリオンギャラリー   > HP
住 所
豊島区目白2-2-1 B1F
電 話
03-5927-9858
OPEN
11:00-19:00 月火祝休廊