第3回瀧川悦郎展 3rd ART PROJECT by et/etsuro takikawa
“after many NEW WAVES. returning to somethng PERSONAL”
「幾つものニューウェイブの後に、パーソナルな何かに帰する」
Artist瀧川悦郎
作家・瀧川悦郎は、2025年5月突然この世を去りました。直前までいつもと変わらず生活しており、その日も二人で出かけ、一緒に家に帰ってくるはずでした。本人もそのつもりだったと思います。
10月の個展に向け作品を制作し、展示レイアウトやDMの原稿等の下準備も進んでおりました。作品を通じて、みなさまの生活を少しでも豊かにできればという彼の志を汲み、第3回個展をぜひ実現したい想いで準備いたしました。至らぬところもあると存じますが、悦郎の作品を楽しんでいただけたら幸いです。
悦郎も、日常から解き放たれ、天上で自由を満喫しつつ、地上の我々と一緒に楽しんでくれると信じております。 (瀧川幸子)
「diary,日記」(第2回個展紹介文)
私は日記を書くことを習慣にしています。システム手帳にその日に起きたこと、したこと、考えたこと、思ったこと、感じたこと、そして見つけたこと、を短い文章で書き留めることが好きです。作品制作も日記を書くことの様であってほしいと思いますし、実際その様にできていることに感謝します。船乗りが航海日誌をつけて自分の位置を知るように、私は自分の位置を文字や画像に置き換えて印していけたらと思います。
残念ながら、現実は私の理解しにくいことで満ち溢れているように思えます。そんな中で特筆すべきことは少ないのかな?せっかく見つけた希少で、自身にとってとても大切なBITS&PIECESを放置し、そのままやり過ごし、時の彼方に置き去りにするわけにはいきません。しっかり印しておきましょう。長い後悔、海の青、広い空、草木の緑やMUSIC、映像にART、その他諸々から見つけたBITS&PIECESは私というフィルターを通してどんな文章になったのでしょう?どんな画像になったのでしょう?その大切だという輝きを私はどれだけキャプチャーできているのでしょう?私の作品を見て下さる方々と少しでも共鳴できることを願います。(故・瀧川悦郎)